パワーフィルターと内圧コントロールバルブ
今回はカスタム記録です。パーツ2点について。
取り付け店舗は今回もBEE TRADさん。
依頼したその日中に取り付け完了しました。
まず1点目はこちら。
写真右側の、吸気効率を向上させるフィルターです。左右両側についています。
以下、販売ページからの引用です。(一部改変あり)
・吸気効率を向上させる事で大幅にパフォーマンスを向上させる事が可能になる吸気系パフォーマンスキット
・単体での導入でも大きな効果が期待できるが、排気系のカスタムと同時に導入することで相乗効果により更に大きな効果を発揮
・ボンネビル系統独特のエンジン鼓動感が強調されるので低回転でゆっくり走って楽しいのはもちろん、吸気効率の向上によってより多くの空気を取り入れる事が可能になるため、高回転域までパワーを落とすことなく使えるようになり低回転・高回転での走行が楽しくなる
・パワーフィルターによって吸気効率を上げる事で燃焼の状態を良くする事によってより快適で楽しい走行が可能になる
…といった趣旨のパーツです。
まずは見た目の比較から。
↓Before
↓After
(明るさが統一されてなくてすみません;;)
これまで取り付けていた「ブラックインテークカバー」は純正オプションで取り付けたもの(以前の記事でも紹介してました)なので、外すことがもったいない気持ちもありましたが、結果的に隣のパーツ(TPSカバー)ともバランスが取れて良い感じになったのではないでしょうか。
結果オーライとはいえ、機能と見た目の両立ができて嬉しいです。
さて肝心の性能差ですが、後ほどまとめてお話したいと思います。
と言いますのも、この日は…
・内圧コントロールバルブの取り付け(この後出てきます)
・エンジンオイル+フィルターの交換(今までと異なる銘柄)
・前後アクスルシャフトのグリスアップ(フロントはタイヤ交換時に実施してもらったかもしれませんが、リアは恐らく初めて)
・ガソリン添加剤の投入(おまけしてくれた)
上記を同時に依頼した関係で、色んな部分で乗り味が(いい意味で)変化してしまい、単一のパーツのインプレッションを書くことができなくなってしまったのです。
なので、いつも以上にざっくりしたことしか言えないですが、バイク歴10年未満の素人の感想ということで大目に見ていただければ、と思います。
あとはこの商品、メンテナンスが必要らしいので定期的にやっていこうと思います。方法は…
・パワーフィルター用のオイルをたまに吹いて錆の防止と吸着力を確保する
(外すのも洗うのも非常に簡単らしい)
・3000kmくらいで適当にパーツクリーナーで掃除
でOKとのことなので、実施前に再度店員さんに聞きつつ自分でトライしてみようと思います。
さて、お次は…
黒いホースの先に装着されている、小さな円柱状のパーツです。位置的には先程の左右パワーフィルターの斜め下に装着されています。
これはクランクケースの内圧を一定にするための装置で、一言でいうと「逆止弁」の役割をしてくれるものです。
トルクフルなエンジンのおかげでノーマルでも充分楽に走れるT120ですが、せっかくなのでより上質な走りをしたいと思っていた矢先、Twitterで内圧コントロールバルブの存在を知り、また最近になって商品ページが新設されたこともあり、思い切って導入に至りました。
内圧コントロールバルブの仕組み等、詳しい解説はこちら(メーカーサイトPDF)に任せるとして、取り付けることによるメリットは以下の通りだそうです(以下、例によって販売ページの引用)
・低速での操作性を大幅に向上(1200系エンジンで特に効果アリ)
・エンジンブレーキをマイルドに扱いやすく
・スロットルレスポンスの向上
・燃費向上
・オイル劣化防止
特に低速の操作性に関して、ショップ店員さんの説明を解釈すると
内圧が一定になるとエンジンブレーキ(エンブレ)が減少し、エンブレが減る分リアブレーキを使って減速することになるため、リア荷重を残しつつきれいに曲がれることから、安全に楽しく走ることに繋がる+単純に運転がうまくなる
だそうです(間違ってたらすみません)。
安全に楽しく走れるのって、2つの要素を両立してていいですね!正に理想的な考えだと思います。
…と、ここまで良いことしか記載されていないため正直半信半疑だったのですが、果たしてどうなのでしょうか。
ちなみにこちらの商品もメンテナンス(清掃)を適度にやったほうが良いらしいですので念のため。
(5000kmか8000km もしくは気になったときに分解清掃がオススメ、とのこと)
…さて、ようやく本題の取り付けたことによる効果(走行中の変化)なのですが、正直に申し上げると装着直後はよく分かりませんでした。。肩透かしですみません。。
取り付け後に家まで走ったときの印象は、
「何となく加速感が上がってるかな~」とか、
「何となくエンジンブレーキがマイルドになっているかな~」
くらいのものでした(いわゆる「プラシーボ効果的」なアレ)。
しかし、その2日後にバイクに乗る時間があったので1時間半くらい走ったのですが、段々と違いが分かってきたではないですか!街乗りで制限速度40km/hの道路でも十分に楽しくなり、早くも「峠道で試してみたい!」という欲求が。
RPGゲームで例えると、「主人公たちのステータスを上昇させるアイテムを一度に10個くらい使った感じ」とでも表現しましょうか。とにかく低速域において底上げされた感が強いです。
感じたことをまとめると、以下①~③の3点です。
①回転数を上げてもトルクが落ちにくくなった気がする
→今までは2,500rpmくらいでトルクの頭打ち感があったのが3,000〜3,500rpmまで回してもスムーズに進んでくれる印象です。トルクピーク後の減少曲線が緩やかになった、と言って良いのでしょうか。時速で表現すると、「街乗りで2速だと40km/hを超えると3速に上げたくなるのが、55km/hくらいまで2速のままでもイケるようになった」とでも表現しましょうか…。
②エンジンブレーキのギクシャク感が減ったように感じる
→特に街乗りにおける停止時のドンツキ感が減ったような印象です。スムーズに停止することでタンデマーにも優しい運転ができそうです。
③スロットルのレスポンスが良い
→これはまるでT120の納車直後の頃を思い出す印象です。発進時のスロットルをひねる瞬間が楽しくなります。
…おそらく
①は、パワーフィルター+内圧コントロールバルブ+ガソリン添加剤による出力(馬力)UP
②は、エンジン周りの改善、すなわち内圧コントロールバルブ導入による効果
③も、パワーフィルター+内圧コントロールバルブ+ガソリン添加剤の効果(特に内圧コントロールバルブ)
…のおかげなのでは、と素人ながら推測しております。
先程も申し上げた通り、走ったのは市街地のみで、高速道路や信号の少ない道、ワインディング等はまだ一切走っていないのでそういった場所での効果は分かりませんが、おそらく全般走りやすくなっていることでしょう。これは春になるのが楽しみでしょうがないです!
さて今回のまとめですが、値段も決して安くはなく、なおかつ見た目に変化の乏しいこれらのパーツですが、私は取り付けて良かったと思えるパーツです。
普段の走りにさらなる上質を求める方には自信をもってオススメします!特に走行距離が多い方※や通勤などで頻繁に乗る方ほど効果を感じることができるのではないでしょうか。※ちなみに現時点での私のT120の走行距離は約15,800km
…とまあ、あんまり熱心に書くとBEE TRADさんの回し者になってしまうのでこの辺で。。(一応念の為に書くと、BEE TRADさんは自宅から割と近所なのと、メッセージで相談ごとを送ったら超長文で親切に教えてくれるのと、店主の方が元T120オーナーで経験豊富なこと等が相まって、割と頻繁にカスタム依頼するようになった次第)
今回はここまでとします!
次回こそ冬のバイクウエアについて書きます!たぶん笑